指山(ゆびやま)(1449m)

【前書き】
 部員の健康管理も兼ねて、ミヤマキリシマ観賞登山コースを夜間登山も含めてどれが良いか確認したところ、楽で綺麗で人のい
ない指山がいい!ということで3年ぶりに指山に出発。

【年月日】’12.6.2(土)
【コースタイム】長者原−スガモリ峠間車止め(8:30)→指山−三俣北峰鞍部(9:45?)→指山(10:00-10:30)
          →(指山自然観察路経由)→車止め(11:30)

【同行者】会社登山部(Iw、Ik、M、T)
【場所】国土地理院 ウオッちず地図閲覧サービス(試験公開) 493151 2万5千分1地形図名:湯坪 [南東]

【写真と解説】


 T君は前日夜から長者原登山口の駐車場で待機。今日の天気予報は午後から微妙。長者原登山口から見た三俣山の状況を
問い合わせると風は強いが、山頂は見えている、とのこと。
 午前中に登って下山すれば、問題ないだろう。写真は三俣山北峰。


 舗装道路はここで終わりです。正面にこの石垣状の壁。良くできています。昔、溶岩が貫入してきた跡でしょうか。


 北峰が目の前に見えます。今から山道に入ります。あまり人の通るコースではないので歩きにくいというか。私はあまりそうは
感じないのですが、皆は慣れないようです。


 最後の登りです。落石にだけは注意が必要です。


 鞍部に出て、指山方向に歩くと直ぐにミヤマキリシマが目に飛び込んで、「うわー、凄いね」などと言いながら頂上へ。
 部員一同、感激!


 今年はミヤマキリシマの花の色が濃いように感じます。クリーム色、濃い赤紫、それぞれの株の特徴が明確に表れているような。


 雨ヶ池が見えます。ここからこのように見えるとは知りませんでした。


 北峰への登山は禁止のロープと看板がありましたが、今日も登っている登山者が見えました。
 私も登山禁止になる前に一度登ったことがあります。


 指山の山頂標識から見下ろしたミヤマキリシマです。平治岳みたいに密生していませんが、この時期に人がほとんどいなくて
好きなだけゆっくりできるのは、ここ位でしょう。

【後書き】
 今日は帰りにみんなで九重星生ホテル 山恵の湯\800に入って帰りました。
 それにしても写真の出来が今一というか、実際の感動が全然撮られていない。がっかりです。勉強しないといけません。


【前書き】
 会社の人間を連れてミヤマキリシマ観賞登山をすることになりました。山は大混雑することが予想されるので、極力人が少なくて、ミヤマキリシマも楽しめる山として三俣山の北に位置する指山にしました。

【年月日】’09.5.30(土)
【コースタイム】長者原−スガモリ峠間車止め(8:40)→指山−三俣北峰鞍部(9:43)→指山(10:00-11:00)
          →(指山自然観察路経由)→車止め(12:00)
【同行者】会社登山部?

【写真と解説】


 1週間前に歩いた三俣山北峰(指山〜三俣山鞍部直登)コースを辿って、再び鞍部まで登ります。
 鞍部手前の最後の登りです。岩がゴロゴロして落石させそうです。集団登山では先行者が落石させると非常に危険です。


 鞍部から見たところです。落石に備えて一人ずつ登ってもらいました。


 鞍部から少し指山方向に登ると視界が開け、ミヤマキリシマの群落が迎えてくれました。
 既に盛りを過ぎて一部枯れかけていましたが、まだ十分に綺麗です。


 指山頂上です。ガスが掛かっています。ミヤマキリシマは密集していないので平治岳のような迫力はありませんが、人がほとんどいないのでゆっくり気ままに楽しむことができます。山頂で1時間も周囲を散策したのは初めてだと思います。


 三俣山はガスに隠れていましたが、ほんの数分間だけ僅かに姿を見せてくれました。

 ガスの間から姿を見せた北峰は迫力がありました。そして大きく見えました。
 先週は写真中央部崩壊地の右の尾根を登っていったことになります。その右にも崩壊地があって、その上部を右に横切って登っていったはずですが、詳しくは分かりません。双眼鏡も持ってきていたのですが、ガスのために北峰への登山道を確認することはできませんでした。

【後書き】
 歩行時間的には少し物足りない気もしましたが、ミヤマキリシマの最盛期にこんなにゆっくりミヤマキリシマを独り占めできたので大満足です。
 下りは長者原からの正規ルートを下りましたが、登山道が雨でぬかるんで少し往生しました。
 それにしても良かった。



【前書き】
 指山は九重連山の三俣山の北西に位置する山です。
 長者原から見ると南東方向の三俣山の正面に小さく位置するため、極めて目立たない山になっています。
 指山経由で三股山に登るコースを歩いて見たいと思っていたので、ちょっと指山まで登ってみることにしました。

【年月日】’05.8.15(月)
【コースタイム】長者原登山口(8:55)→指山自然観察路入口(9:15)→指山分岐(9:35)
          →指山(10:25-11:00)→分岐(11:45)→指山自然観察路入口(11:55)
          →長者原(12:15)
【同行者】義父母、妻

【写真と解説】

長者原登山口から指山
長者原からスガモリ越に向かう道の登山口から見た指山です。

三俣山の頂上は雲に隠れています。その手前の山が指山です。

普段はその存在が分らない位です。

長者原からの標高差は約400mです。
指山自然観察路入口
長者原登山口からスガモリ越への道を歩いていると15分位で指山自然観察路入口の標識があります。

ここから自然観察路に入りますが、凹凸が少なく、緑に囲まれた比較的快適なコースです。

唯、数箇所、踏み荒らしの影響か、コース変更した跡がありました。やっぱり多くの人が歩くだけで自然に結構ダメージを与えているんだろうな。
指山への登山道
指山自然歩道を20分程度歩くと右に指山への分岐があります。

自然観察路も快適ですが、登山道も快適です。所々、カヤがありますが、気になるほどではありません。

途中、他の山や下界への視界はありませんが、数箇所、展望の良いところがあります。
1300m付近から長者原
写真中央左寄りの山が下泉水山です。

写真中段右寄りに長者原が見えます。

長者原駐車場には、キャンピングカーやキャンプ用に改造した車が多く泊まっていました。

北海道も山の麓に駐車場と温泉が揃っている事が多く、助かりました。安くて、自然をゆっくり楽しめる施設を充実させて欲しいと思います。
指山山頂
指山山頂です。

写真左の岩に山頂の標識がありました。

目の前に三俣山がそびえる状況は迫力があります。

下山者が三俣山への道は崩れているので諦めたと言っていましたが、写真の地肌が露出している部分は、この梅雨の大雨で崩れた部分でしょうか?
山頂のママコナ
登山道には、ほとんど花が咲いていませんでしたが、山頂にはママコナが咲いていました。

この花の名前を知ったのは、牧ノ戸峠から久住山へのコース沿いに咲いているのを見てからです。
サイヨウシャジン
由布岳でこの花を見て、ツリガネニンジンか、サイヨウシャジンかで、結局良く分らなかったのですが、その花です。

由布岳で見たのとは、少し違うような気もするのですが。雌しべの長さからみてもサイヨウシャジンだと思います。

もう一部、枯れていました。

今考えると山頂は少し寒いくらいでした。
指山山頂から三俣山
この日は三俣山まで行く予定はありませんでしたが、どのコースを辿って三俣まで行くのかは興味のあるところです。

登山道がどこにあるのか、良く分らないので土砂崩れの影響が本当にあったのか、否かも良く分りません。

単独なら好きに行動できるのですが、連れがあるとやっぱり気を使うので好きなことがあまり出来ませんでした。
指山から湧蓋山
写真中央奥の山は湧蓋山です。

写真手前の尾根は上泉水山から下泉水山に掛けての尾根です。

湧蓋山も山腹に土砂崩れの白い筋が出来ていました。

梅雨時にこの付近、凄い雨が降ったのですね。

ヒゼン湯の事故があったくらいですから。
硫黄山と星生山
写真左に硫黄山があり、白い噴煙を上げています。

写真中央は星生山です。

写真下の道路はスガモリ越に行く時に使います。

指山山頂は360°の展望で暫くいても飽きません。

眼前に聳える三俣山の迫力も凄いし、来て良かった!

【後書き】
 連日の猛暑なので涼しいちょっと高い山へ、と言うことで指山に来ました。
 九州の暑い夏に涼しく登れるほど高い山は、九重連山、阿蘇、祖母・傾等かなり限られてきます。まだ、他にもあると思うのですが、霧島なんかは11月に登っても非常に暑かった記憶が残っており、やっぱり南に行くと、より暑いという感じがします。
 今回の指山は、どこから見ても目立たず、あまりぱっとしない山ですが、山頂からの展望は非常に良かったです。
 次は指山経由で三俣山まで行こうっと。

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